正式名称-キャッシュフロー・クワドラント。
ロバート・キヨサキ氏著者の「金持ち父さん貧乏父さん」シリーズに登場する、
全ての職業の特性を網羅している図。
キャッシュフロー・クワドラントはE・S・B・Iと区切った4分割された図からなりたっている。
Eは従業員(employee)
Sは自営業者(self-employee)
Bはビジネスオーナー(business owner)
Iは投資家(investor)
このE・S・B・Iの4つのなかに属していないとお金を稼ぐことができない。
つまり社会人の全てがこのいずれかのクワドラントに所属している。
そして
多くの人は給料を主な収入源としているEの「従業員」である。
次に多いクワドラントは医者や弁護士など、自分で働くための場を作り上げたSの「自営業者」である。
この世の中には一般的なEとSのクワドラントの他に
B-ビッグビジネスオーナーと
I-投資家というクワドラントが存在する。
この2つのクワドラントは図の右側に属しているので
「右側のクワドラント」と呼び、それはつまり「お金持ちのクワドラント」である。
Bクワドラントの「ビッグビジネスオーナー」の初期の定義は、従業員500人以上の会社のオーナーであり、
一般的には移動は不可能であった。
ただし、近年では定義が変化し、
「自分がそこにいなくてもお金を生み出すシステムを所有している人」となっている。
Iクワドラントの「投資家」は
自分の資本【お金】を投資し、さらに多くのお金を稼ぐ人のことである。
つまり、右側のクワドラントは左側の収入形態とは全く違う。
右側のクワドラントに所属している人達は自分自身の労力や時間の対価として収入をもらっているのではなく、
その収入は時間とは反比例し、「リスク」や「特別なシステム」などの対価として
多額の収入を得るのだ。
右側と左側のクワドラントでは、基本的に考え方が違う。
そして多くの人が左側のクワドラントにいる理由は、そのように
幼いころから教育されてきたからなのだ。
その教育のマインドは深層心理にまで根付いているため、まずは自身の持っている「「当たり前」を捨て去り、
素直な気持ちでインプットしてもらいたい。
それが
右側への移動の近道なのである。
では。
以下が右側へ移動する為のマインドセットだ。
1.考え方の基準を「安全」から「自由」に変える。
2.お金が無い状態で機能する。
3.安全が保障されていない状態で機能する。
4.資源でなくチャンスに焦点を合わせる。
5.思い通りにいかない人や資源をうまく活用する。
6.チームワークや価値を大事だと考える。
7.積極的に学ぶ。
8.専門家された教育ではなく、総合的に学ぶ。
9.ビジネス全体に責任を持つ。
つまり、右側のクワドラントに行くためには、
「お金がない」「時間が無い」「知識がない」「人脈がない」「安全でない」を
「僕にはできない」
の言い訳にするな!ということなのだ。